おまかせ(30・40代女性 10,000円)

【選書リスト 吉富副店長より】

この度はご注文くださいまして誠にありがとうございます。

比較的最近の人気女性作家によるエッセイ、小説を中心とした選書です。

いくつか「とにかく未読でしたら読んでいただきたい」大定番も紛れ込ませました。


①麦本三歩の好きなもの/住野よる/幻冬舎 ¥1,400+税

⇒映画化された「君の膵臓をたべたい」「青くて痛くて脆い」の著者新作。事件は何も起きず、ただひたすらに日常を描いた可愛らしい作品です。

➁これでもいいのだ/ジェーン・スー/中央公論新社 ¥1,400+税

⇒今一番安定した勢いのある女性エッセイスト(日本人)の新作。辛辣に見えて大変優しい、というパターンです。

③ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー/ブレディみかこ/新潮社 ¥1,350+税

⇒それまでも人文分野ではとても人気の高かった著者の大ブレイク作。イギリスのブライトンに住むお母さんと中学生の息子(と今作ではいささか影の薄いお父さん)のノンフィクション。「人種差別あり貧富の差あり」というタフな日常ですが、語り口はあくまで軽い。明るい勇気をもらえる1冊です。

④本日は、お日柄もよく/原田マハ/徳間文庫 ¥648+税

⇒人気作家原田マハさんのスピーチ小説。ご祝儀袋を模した装丁もおめでたい1冊です。

⑤サヴァイヴ/近藤史恵/新潮文庫 ¥550+税

⇒上司(つまり店長)のオススメ。ロードレースの小説。ぐいぐいと読ませる、疾走感あふれる1冊。

⑥しゃばけ/畠中恵/新潮文庫 ¥630+税

⇒こちらも店長オススメ。ほっこり明るくなる愉快で不思議なファンタジー小説。

⑦沢村さん家のこんな毎日/益田ミリ/文春文庫 ¥640+税

⇒こちらも店長オススメ。週刊文春連載の人気コミックエッセイの文庫化。ご希望のテーマを読ませていただいたときに最初に思いついたのが益田ミリさんでした、というくらいぴったりだと思います。

⑧ときをためる暮らし/つばた英子・つばたしゅういち/文春文庫 ¥740+税

⇒樹木希林さんがナレーションを務めた東海TVの傑作ドキュメンタリ―「人生フルーツ(2017年)」。その主人公つばた夫婦へのききがたりをまとめた1冊。TVでも印象的だった英子さんのレシピも掲載。

⑨慎治/今野敏/中公文庫 ¥680+税

⇒中年男性ならだれもが好きな今野敏の、警察小説ではない1冊。ことあるごとにおススメしまくっているもので、いただいたテーマにもぴたりと当てはまるのでここに紛れ込ませました。

⑩夏への扉/ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫 ¥740+税

⇒海外のSFを1冊選びました。猫と冷凍睡眠についてのお話。SFとくくる必要の全くない傑作です。こちらもご希望にぴたりとはまると思います。


以上、全10冊。気に入っていただければ幸いです。


0コメント

  • 1000 / 1000